「眼精疲労」と聞いた時、一番に何をイメージするでしょうか。リモートワークやデスクワークなどのお仕事をしている方は特に、長時間パソコンやスマホの画面を見続けることによる眼精疲労や頭痛、肩こりなどを我慢していませんか？
今回はそんな「眼精疲労」について解説。もし今まで自覚していない事で「当てはまってるかも？」があれば、目を休ませてあげるタイミングなのかもしれません。
1.悪化すると重病に発展？眼精疲労とは
眼精疲労は文字通り「眼」に起こる不調の事です。例えば、夜になるにつれて視界がショボショボして物が見えにくくなったり、異様に眼が乾燥したり、何だか目の奥が痛い…と言う事はありませんか？
就寝中以外、我々の眼は常に周りを観察して情報を取り入れ続けているわけですから、多少疲れてしまうのは当たり前と言えます。それが慢性的に「疲れ続けている」状態が続くのが眼精疲労。眠っても眼が休まらないので視界不良が続いたり、無理に物を見ようとして身体全体に力が入り肩こりや疲労感に繋がります。さらにひどくなるとめまいや吐き気にまで症状が現れるので注意しましょう。
2.眼精疲労の原因は？
突然ですが、PC画面やスマホを見ている間、自分が瞬きをしているか意識してみてください。眼精疲労の原因として現代で最も身近な物は「スマホやPC画面を見ること」。特にスマートフォンの画面は基本的に手のひらサイズの大きさなので、無意識のうちに顔を近づけて見ている事も多いのではないでしょうか。眼と画面の距離が近い、ジッと画面を見つめている間「瞬き」の回数が極端に減る、眼を見開いていることによりドライアイや肩こりを誘発する、「スマホ」一つだけでも、色んな症状が出てきます。逆に眼を酷使していなくても、睡眠不足、身体的疲労や精神的疲労、ストレス、歯を噛みしめる癖があるなど、直接眼とは関係なさそうな事が原因になり眼精疲労を誘発することも珍しくありません。
3.目を休ませるにはどうしたら良い？
さて「原因」をご紹介したところで、次に眼を休ませる為にはどうしたら良いのか、について見ていきましょう。ここまでで「当てはまるかも」と思った方は是非最後まで見て行ってくださいね。
①スマホやテレビ、画面を見る時はまばたきを忘れずに
最も身近な原因であるスマートフォンやパソコン、テレビを使用している時は、定期的にまばたきをする、意識的に眼を閉じる、視線を逸らすと言った画面外へ視線を向けることを意識してみましょう。仕事などで長時間使用しなければならないなどの場合は、1～2分に1回パチパチとまばたきをするだけでも、眼の極端な乾燥とピントのズレを緩和することが出来ます。
②十分な睡眠、眼を温める
眼精疲労が起きる原因の一つに、眼や付近の筋肉が凝り固まって血流が悪くなることが挙げられます。まずは十分な睡眠をとって「何も見ていない時間」を作ること。睡眠不足は＝その分目を使っている事に繋がります。ホットアイマスクや入浴中にお湯で濡らしたタオルを当てても構いませんので、目の周りの筋肉を温めてほぐすことで、血流を良くしてあげることも疲れた眼にはとても効果があるでしょう。同時に首の下も温めてあげると肩こりの解消に効果がありますよ。
③マッサージ、ヘッドスパを受ける
自分だけの対処ではどうにも効果が実感しにくい、と言う時にはマッサージやヘッドスパでほぐしてもらうのもおすすめです。セルフケアだけではどうしても届かない部分や、自分のマッサージでは効果が薄い、と言った場合はプロに全てお任せするのが良いでしょう。今はヘッドスパ専門店や選べるリラクゼーションサロンの選択肢も沢山増えたので、身体全体のバランスを調整するなら整体、コリをほぐしたいなら揉みほぐし、眼精疲労や頭痛などを緩和したいならヘッドスパ、と言った選択肢が豊富にある事もポイントです。
4.まとめ
いかがでしたか？もし最近、眼が疲れている、視界がショボショボする、と言った自覚症状がある場合にはお家でできる対処法から試してみると良いかも知れません。また、眼鏡やコンタクトレンズの度数が変わっている可能性もあるので、一通り試したけど効果が薄いな、と思ったら視力検査も兼ねて眼科に行くのも一つの手段ですね。我慢を続けても他に目の病気を発症したり、生活面での不便が増えるだけ。自分の眼が今どんな状態なのか、きちんと把握しておくように心がけていきましょう。
