1.肩こり、疲れの原因
肩が凝って頭が痛い、腰が張って全身がどこか怠い。その原因は同じ姿勢の連続や緊張、ストレスなど様々です。勿論、他に原因がある場合もありますが、筋肉が緊張し固まってしまう事で肩こりや腰痛が起こり、頭痛やめまい、体が重いなどの様々な不調が現れます。
此処では身体の疲労による肩こりや腰痛に対して、「もみほぐし」にどのような効果があるのかを解説します。
そもそも肩が凝っているのか自覚がない、行ってみたいと思うことはあるけどなんとなく行かないままになっているなど、マッサージに興味のある方も是非参考にしてみてください。
2.どんな効果があるの?
「揉みほぐし」の効果は血行を良くし、筋肉の緊張をほぐして柔らかくすると言う所にあります。大きく三つに分けると
①固くなった筋肉を外部から揉むことによって、緩めていく
筋肉は硬くなってしまった部分に外側から適度な刺激を与えることで緩み、ほぐれていきます。こんがらがってしまった糸を少しずつ緩めていくようなイメージです。「揉みほぐし」の名前は、文字通りこの効果からきています。
②血行を良くする
揉みほぐしを行うことによって血管を圧迫していた筋肉の緊張が緩和し、血管が広がる事で血行が良くなります。血流が良くなると体温の上昇や冷え、むくみなどの問題も解消しやすくなるので、特に下半身に血流が滞ってしまう女性はむくみが起きやすく、ふくらはぎなどの揉みほぐしによる改善効果が期待できます。
③リラクゼーション効果
緊張がほぐれる=体がリラックスすると、眠くなったり、安心したりします。これは、普段緊張やストレスで活発になっている交感神経が、揉みほぐしを受けることによって副交感神経と入れ替わり起こるとされています。つまり、緊張している心身が穏やかになり、落ち着いた精神状態、体の状態になる効果を期待できる、と言うことです
3.揉み返しってどうして起こるの?
揉み返しの大きな原因の一つは「揉みすぎ」によるものがあります。「ほぐす」と言っても、筋肉に与えてもいい刺激の量は個人でバラバラなので、決まった量を与えれば良いと言う訳ではありません。
「揉み返し」の原因の多くは、筋肉がほぐれているにも関わらず、それ以上の刺激を与えてしまったことによる筋繊維の損傷が挙げられます。コリを取ったつもりが逆に筋肉を傷つけて炎症してしまう、と言うことは珍しくないので、施術中に痛みや違和感を感じた時はその場で力を緩めてもらったり、止めてもらうことも症状を悪化させない、揉み返しを起こさない為には大切です。とはいえ、「イタ気持ち良い」と言う言葉があるように、その見極めは難しいので、意識して施術を受けることも一つの方法かもしれません。
4.まとめと注意点
さて、「揉みほぐし」について簡単に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?夏は冷房や室内外の寒暖差、冬は寒さで体が硬くなることも多いと思います、また、近年デスクワーク、リモートワークなど座って行う職種が増えてきているということも、体の不調を感じやすい原因になっています。
最後に最も大切な注意点として、もみほぐしはあくまでリラクゼーションの一つであるため、根本的な治療は行えません。
捻挫やぎっくり腰、原因の分かっている体の痛みに関してはもみほぐしを受けるのではなく、国家資格を持つスタッフが勤務する整体やクリニックを受診してください。
当サイトでは、疲労回復やリラクゼーションとしての揉みほぐしやマッサージを受けてみたいと思った方向けに、おすすめのマッサージ店を紹介しています。エリア別に分かりやすくまとめてありますので、最寄り駅で人気のマッサージ店を探してみてくださいね。