
肩こりというと、姿勢の悪さや長時間のデスクワーク、筋肉の使いすぎが原因だと思われがちですよね。もちろんそれらも大きな要因ですが、マッサージをしてもすぐに戻ってしまう肩こりの場合、実はストレスが深く関係していることがあります。
心と体は別々のもののように感じますが、実際にはとても密接につながっています。ここでは、肩こりとストレスの意外な関係、そして心と体の両方を整えるためのヒントを詳しくお伝えします。
肩こりは筋肉だけの問題じゃない?

①ほぐしても戻る肩こりの正体
肩や首をマッサージすると一時的に楽になるのに、しばらくするとまた重さを感じる。そんな経験がある場合、筋肉そのものよりも、緊張状態が続いている可能性があります。
体は無意識のうちにストレスを感じると、防御反応として筋肉をこわばらせます。特に首や肩はその影響を受けやすく、心の緊張がそのまま体に現れやすい部位なのです。
②無意識に力が入っていることも
仕事中や考えごとをしているとき、気づかないうちに肩をすくめたり、歯を食いしばったりしていませんか。これはストレスによる緊張反応の一つです。
この状態が長く続くと、筋肉は休む時間を失い、慢性的なこりへと変わっていきます。
③姿勢だけでは説明できない重さ
姿勢を正しても、ストレッチをしても、どこかスッキリしない重だるさが残る場合、それは単なる筋肉疲労ではないかもしれません。 心の負担が体感覚として現れていることも、肩こりの大きな特徴です。
ストレスが肩こりを引き起こす理由

①自律神経の乱れが血流を悪くする
ストレスを感じると、交感神経が優位になり、体は常に緊張状態になります。この状態が続くと血管が収縮し、肩や首まわりの血流が悪くなります。
血流が滞ることで筋肉に酸素や栄養が届きにくくなり、こりや痛みを感じやすくなるのです。
②呼吸が浅くなる
ストレスを感じているとき、多くの人は呼吸が浅くなっています。浅い呼吸は首や肩の筋肉を余計に使うため、負担が増えやすくなります。
リラックスできていない状態では、肩まわりの緊張が抜けにくくなります。
③疲労回復のスイッチが入りにくい
本来、体は休息時に回復モードへ切り替わります。しかしストレスが強いと、その切り替えがうまくいかず、疲労が蓄積しやすくなります。 休んでいるはずなのに回復しないと感じる肩こりは、心の緊張が抜けていないサインかもしれません。
心と体を同時にゆるめるためにできること

①強くほぐしすぎない
ストレス由来の肩こりは、強い刺激を与えるほど逆効果になることがあります。無理に押すよりも、ゆっくりとしたタッチで安心感を与えることが大切です。 「ゆるめる」意識を持つことで、体も自然に力を抜きやすくなります。
②呼吸と一緒にケアする
肩や首をさする際は、深い呼吸と組み合わせるのがおすすめです。息を吐くタイミングで触れることで、副交感神経が働きやすくなります。
呼吸を整えるだけでも、肩まわりの緊張は少しずつやわらいでいきます。
③「頑張りすぎていないか」を振り返る
肩こりが続いているときは、体だけでなく日常の過ごし方にも目を向けてみてください。無意識に無理を重ねていないか、気を張り続けていないかを振り返ることも大切です。
- 常に時間に追われている
- 気を抜くと不安になる
- 休むことに罪悪感がある
こうした状態が続くと、心の緊張が体に表れやすくなります。
理由の分からない怠さはストレスを感じているサインかも
肩こりは筋肉や姿勢だけでなく、ストレスや心の状態とも深くつながっています。何度も繰り返す肩こりや、理由の分からない重だるさは、心が出しているサインである可能性もあります。
体をほぐすだけでなく、緊張している心にも目を向けることで、肩こりは少しずつ変化していきます。無理に頑張りすぎず、心と体の両方をいたわる時間を大切にしてみてください。
