
毎日しっかり休んでいるつもりなのに、なかなか疲れが取れない。マッサージを受けた直後は楽になるのに、すぐに元に戻ってしまう。そんな悩みを抱えている人は意外と多いものです。実は、体の疲れがたまりやすい人には、生活習慣や体の使い方に共通する特徴があると言われています。
今回は、マッサージの現場で多くの体に触れてきたリラクゼーションセラピストの視点から、疲れがたまりやすい人に共通するポイントと、その対策について詳しくご紹介します。
疲れがたまりやすい人の特徴

①無意識に力が入っている
セラピストがよく口にするのが、「力を抜いているつもりでも、実は抜けていない人が多い」という点です。肩をすくめたまま作業をしていたり、歯を食いしばる癖があったりすると、体は常に緊張状態になります。
こうした状態が続くと、筋肉が休むタイミングを失い、疲労が抜けにくい体になってしまいます。
②同じ姿勢を長時間続けている
デスクワークやスマートフォンの操作など、長時間同じ姿勢を続けている人も要注意です。体は動かさないことで血流が滞り、老廃物がたまりやすくなります。
特に首・肩・腰まわりは負担が集中しやすく、自覚がないまま疲れが蓄積していくケースが多いのです。
③呼吸が浅くなっている
疲れやすい人ほど、呼吸が浅くなっている傾向があります。忙しさや緊張が続くと、無意識に呼吸が早く浅くなり、体に十分な酸素が行き渡りません。
その結果、筋肉がこわばり、疲労回復に時間がかかるようになります。マッサージ中に「呼吸を深くしてください」と言われることが多い人は、日常的に呼吸が浅くなっているサインかもしれません。
セラピストが気づく体のサイン

①筋肉が硬く戻りにくい
疲れがたまっている人の体は、筋肉がほぐれてもすぐ元に戻ってしまう特徴があります。これは、日常的に負担がかかり続けている証拠。
セラピストから見ると、慢性的な疲労状態にある体は、触れた瞬間に分かると言われています。
②左右差が大きい
肩の高さや腰の張りなど、左右で差が大きい人も疲れをためやすい傾向があります。体の使い方に偏りがあると、特定の筋肉ばかりに負担がかかり、回復が追いつきません。
こうした左右差は、疲労だけでなく不調の原因にもなりやすいため注意が必要です。
③触れると冷たい部分が多い
血流が滞っている部分は、触れるとひんやり感じることがあります。特にお腹や腰、太もも周辺が冷えている場合は、体の内側から疲れがたまっているサイン。 冷えと疲れは深く関係しており、放っておくと慢性化しやすくなります。
疲れをため込まないための対策

- こまめに姿勢を変える
- 深呼吸を意識する時間をつくる
- 湯船につかって体を温める
- 疲れを感じる前にケアをする
疲れをため込まないためには、「限界まで我慢しない」ことが大切です。体は小さなサインを出していることが多く、違和感の段階でケアをすることで回復しやすくなります。
マッサージを受ける場合も、定期的に取り入れることで、疲れにくい体づくりにつながります。
まとめ
体の疲れがたまりやすい人には、無意識の緊張、同じ姿勢、浅い呼吸など、いくつかの共通点があります。これらは自分では気づきにくいものですが、日々の生活の中で少し意識するだけでも変化が生まれます。
マッサージは疲れを取るだけでなく、体の状態に気づくきっかけにもなります。ぜひ、疲れをため込まない習慣を意識しながら、自分の体とやさしく向き合ってみてください。
