
体が重い、だるい、何をしても疲れが抜けない。そんな日ほど、マッサージでどうにかしたくなりますよね。強く押せば効きそう、長くやれば回復しそう、と無意識に考えてしまう人も多いかもしれません。
ですが実は、疲れている日にこそ注意したいのがマッサージのやり方です。良かれと思って行ったセルフケアや施術が、かえって疲れを長引かせてしまうケースも少なくありません。
ここでは、疲労がたまっているときにやりがちなマッサージの落とし穴と、逆効果を防ぐための考え方を詳しくご紹介します。
疲れている日にマッサージしたくなる理由

①早く楽になりたい気持ちが強くなる
疲労がピークに近づくと、体は「今すぐ楽になりたい」というサインを出します。そのため、普段よりも強めの刺激や即効性を求めがちになります。
しかし、体が弱っている状態では刺激を受け止める余力が少なく、回復より負担が上回ってしまうこともあります。
②疲れ=コリだと勘違いしやすい
疲れを感じると、多くの人が「筋肉が固まっている」と考えます。確かにコリが原因の場合もありますが、実際には血流不足や自律神経の乱れ、冷えなどが関係していることも少なくありません。
原因が違うのに強く揉んでしまうと、かえって体のバランスを崩してしまうことがあります。
実は逆効果になりやすいマッサージの落とし穴

①痛いほど強く押す
「痛い=効いている」と思って、強く押しすぎてしまうのはよくある落とし穴です。強すぎる刺激は筋肉を防御反応でさらに緊張させ、結果的に疲労を悪化させることがあります。
特に疲れている日は、体が刺激に敏感になっているため注意が必要です。
②長時間マッサージし続ける
疲れていると、少しでも楽になろうと長時間マッサージを続けてしまいがちです。しかし、刺激が長すぎると筋肉や神経に負担がかかり、施術後にだるさが残る原因になります。
マッサージは「長さ」より「質」が大切です。
③呼吸を止めたまま行う
セルフマッサージ中に無意識で呼吸が浅くなったり、止まってしまう人も少なくありません。呼吸が浅いままだと、筋肉は十分にゆるまず、リラックス効果も半減します。 呼吸とマッサージはセットで考えることが大切です。
④疲労の原因を無視している
睡眠不足、冷え、ストレスなど、疲れの原因が別にある場合、マッサージだけで解決しようとすると逆効果になることがあります。体は「休みたい」「温まりたい」というサインを出しているのに、刺激だけを与えてしまう状態です。
疲れている日にこそ意識したい正しいケア

- 強さは「物足りない」くらいで止める
- 5〜10分程度の短時間ケアを意識する
- 呼吸に合わせてゆっくり行う
- 温めるケアと組み合わせる
疲れている日は、体を「ほぐす」というよりも「休ませる」意識が大切です。やさしいタッチや温かさを取り入れることで、副交感神経が働きやすくなり、回復力が高まります。
マッサージは疲労回復のきっかけにはなりますが、無理をすると逆効果になることを忘れないようにしましょう。
まとめ
疲れている日にマッサージをしたくなるのは自然なことですが、やり方を間違えると回復を遠ざけてしまうことがあります。強く押す、長時間続ける、呼吸を止めるなどは、無意識にやってしまいがちな落とし穴です。
本当に疲れているときほど、体はやさしさを求めています。刺激を与えるよりも、休ませる・緩めるケアを意識することで、体は少しずつ本来の元気を取り戻していきます。今日の疲れに合わせた、無理のないケアを選んでくださいね。
